当院では上部内視鏡検査(胃カメラ)、下部内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただくことができます。
胃カメラ・大腸カメラ共に、麻酔(眠くなるお薬)を使って、寝ている間に検査を行うことができます。
検査を受けることが嫌にならないように、なるべく患者様の負担が少ない方法を提案することを心がけております。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)のご案内
胃カメラは、口からカメラを挿入し、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。
当院では
①麻酔を使用して口から
②麻酔を使用せず口から
③麻酔を使用せず鼻から
の3パターンから検査方法を選んでいただくことができます。
(①が比較的楽でおススメです!)
どの検査方法でも、必要に応じて、観察中に組織検査を行うことができます。
検査は約10分で終了します。
検査の対象となる症状は、胃痛・胸焼け・胃もたれや、健診・人間ドックのバリウム検査で要精密検査となった場合等の検査として胃カメラが用いられます。
下記のような症状の方は、胃カメラ検査をおすすめいたします。
- 胃痛
- 胸焼け
- 吐き気
- 胃酸の逆流
- 食事が飲み込みにくい
- ゲップが多い
- 胃もたれ
- 急激な体重減少
- 健診で要精密検査
王寺町胃がん検診
王寺町胃がん検診の胃カメラ検査にも対応しております。
※王寺町胃がん検診は、麻酔を使って検査をすることができません。鼻から、口からを選んでいただくことは可能です。
☆胃がん検診であれば、鼻からがおススメです!
◎画像は経口カメラと経鼻カメラの比較です。
※注意事項
- 患者様の状態によっては検査方法を選んでいただくことができない場合があります。
- 麻酔を使用すると、当日1日はお車等の車両を運転することができません。
- 麻酔を使用した場合、麻酔の効果が弱まるまで、クリニック内で安静にしていただきます。
ピロリ菌の検査・除菌について
当院ではピロリ菌の検査(採血・呼気検査)、除菌治療を行っています。胃カメラを受けていただくことで保険診療が可能となります。詳しくは医師にご相談下さい。
内視鏡機器紹介
この度、富士フィルム社製の最新の次世代内視鏡システムである、LED光源搭載の内視鏡システム【ELUXEO 7000 SYSTEM】を導入いたしました。こちらは奈良県初のシステムとなります。
今まではレーザー光源搭載の内視鏡システム【LASEREO 7000 SYSTEM】のみの運用でしたが、レーザーとLEDの光源を使い分けることによって、多彩な観察モードを提供し、炎症の診断や微小な病変の発見をより支援することが可能となりました。
当院の内視鏡システムの特徴
・Multi-LightTechnology
レーザーやLED等の複数の光源を高精度に制御するとともに、画像処理を組み合わせることで、目的に応じた観察画像を作り出す技術
・BLI(Blue Light Imaging)(Blue LASER Imaging)観察
短波長狭帯域光の照射により得られる高コントラストな信号に対して画像処理を行い、血管や表面構造など観察に適した画像を表示します。
・LCI(Linked Color Imaging)観察
短波長狭帯域光と白色光の成分をバランスよく照射。
そのあとソフトウェアにより、赤みを帯びた色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように色の拡張・縮小を行い、粘膜の微妙な色の違いを強調します。
※富士フィルムメディカル(株) ホームページ参照